OUR STORY

ブランドヒストリー

PRIMUS(プリムス)は、1892年(日本では明治25年)、当時一般的だったパラフィンを燃料とするストーブ(こんろ)に、燃料を圧縮して気化させて燃焼させることで煤の発生を抑えるという画期的な技術を組み込んで作り出したPRIMUSストーブからスタートしたスウェーデンの燃焼器具ブランドです。その後1953年には世界初となる量産型のLPGガスこんろの生産を開始。近年はアウトドア専用ストーブを開発し、世界の冒険家の信頼を得ています。

プリムスを知るには100年以上の歴史をひもとく必要があります。

ヴィルヘルム・リンドクヴィストは1880年代にパラフィンを気化させることで煤の出ない画期的なストーブを発明しました。その後1892年に仲間のスヴェンソンと共に工場を開き、そのストーブを「PRIMUS」と名付け量産をはじめました。その後、B.A.Hjorth社(のちのBAHCO社)に販売権がゆだねられると、その性能の高さにより瞬く間に世界中に広まっていきました。「PRIMUS」ストーブは数々の冒険の歴史をつくってきました。まず、北極探検家として有名なフリチョフ・ナンセン(1861〜1930)が愛用したのがプリムスストーブでした。また、人類が初めて南極点に到着したのは1911年のことですが、この時探検家のロアルド・アムンゼンが携行したのもプリムスでした。さらに、1953年にエベレストを初登頂したヒラリーとテンジン。この歴史的な冒険も、プリムスとともにありました。そして、いまも、多くのエクスペディション登山ではプリムスは欠かせない存在です。限りなく極限に近い状況でも軽量かつシンプルな手順で安定をした燃焼をするプリムスストーブは非常に信頼できる道具なのです。

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W・リンドクヴィスト

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ヒラリーとテンジン(イラスト)

燃焼器具専門メーカーとして

プリムスは「燃焼のプロ」です。高い燃焼効率を意味する力強い青い炎。過酷なエクスペディション(冒険・遠征)において、本当の意味で機能する構造。そして安全性。どれもアウトドア用ストーブとして欠かせない点ですが、これらを高い次元で実現するのが燃焼のプロであるプリムスなのです。プリムスの燃焼器具は家庭用ガス器具の燃焼性能をクリアする設計となっています。しかし同時にヒマラヤの遠征においても使用出来るという、相反する二つの基準を考慮しなくてはなりません。これを支えるのが燃焼技術なのです。長い歴史でしか得ることのできない燃焼についてのノウハウがプリムスには詰まっているのです。
(※ここでいう設計とは、燃焼性能についてのみの説明です。プリムスこんろを家庭内などの屋内で使用できるということではありません。プリムスこんろ、ランタンは屋外専用です。)

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発想がちがう

さて、プリムスの歴史は、液体燃料であるパラフィンを気化させてからガス燃焼させるという発明がはじまりでした。プリムスはこのスウェーデンという発明がさかんに行われる国にあって、100年以上もの間「燃焼の専門メーカー」として歩んできました。現在においても、時にあっと驚くような素晴らしいアイディアを製品に反映させます。それは、2243バーナーや、153ウルトラバーナーに見られる×字ゴトク。一見無防備に見えるその構造からは想像できない程の風防効果があります。そして、ガスとガソリンを一台の器具で使い分けるマルチフューエルストーブ。また燃焼効率と風防効果を上げ、器具そのものの小型化を図るMFMM、等々 、プリムスは自分たちがアウトドア用ストーブの第一線にいるという気概で製品をつくり出します。その結果、世界120ヵ国以上に輸出され、特に登山用のストーブとしてはトップにあり続けているのです。

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創業125周年を迎えて

2017年、私たちは創業125周年を迎えることができました。私たちの製品は、過去には偉大な冒険における重要な装備として選択されてきましたが、大きくても小さくてもさまざまな冒険や人々の日常的な用途の支えになっていることを誇りに思っています。そのためには、全ての製品は、その企画から生産までフィールドだけではなく、研究開発の場においても様々なテストと厳しい品質管理手続きを経た後に工場から出荷されなくてはなりません。1999年にスウェーデンにあった生産拠点をエストニアへ移転しましたが、ユーザーが購入しやすい価格を保ちつつ最高の品質を保証するためは、『Made in Europe』であることが大切なことと考えています。手にしたストーブが本当に信頼のできる、フィールドにおけるパートナーとなるために続けていることなのです。

「私たちは、自然やアウトドアライフへの愛情や情熱、そして敬意をもって製品を作り出したいと考えています。経験や技術的な専門知識、第一級のエンジニアリング技術、そして信頼できる素材の提供により私たちの125年の歴史は作られています。情熱を燃やし続けられる未来が今も目の前にはあるのです」
“keep the flame burning”
PRIMUS CEO ラースオーラ・ブロリンソン

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年表

1892(明治43)年 ・リンドクヴィストが発明したPRIMUSストーブが発売される
1911(明治24)年 ・アムンゼンの南極点到達にPRIMUSストーブが携行される
1920(大正9)年 ・従業員600名の規模になる
1930(昭和5)年頃 ・従業員700名の規模になる
1938(昭和13)年頃 ・LP(液化石油)ガス器具の開発に着手
1953(昭和28)年 ・ヒラリー、テンジンのエベレスト登頂にPRIMUSのストーブが携行される
・LPガス器具製品の販売を開始
1962(昭和37)年 ・液体燃料ストーブの製造・販売権をオプチマス社に移譲
1985(昭和60)年 ・日本のマーケットに本格的に進出するため岩谷産業と合弁会社イワタニ・プリムスを設立
・バーナーヘッドに288個もの炎口を設けた2243バーナーが好評を博す
1994(平成6)年 ・世界初のチタンバーナーが登場
1996(平成8)年 ・プリムス最高出力バーナーP-171が登場
1997(平成9)年 ・MBL(マイクロ・バーナー&ランタン)が米バックパッカーズ誌のエディターズチョイスを受賞
1998(平成10)年 ・世界で初めてMFMMをアウトドア用ストーブに利用したP-121が登場
・世界で初めてガスとガソリンが使えるMFSが登場。バックパカーズ誌のエディターズチョイス、ヨーロッパのアウトドア誌のヨーロピアン・アウトドア・アワードを受賞
2003(平成15)年 バーチカルイグニッションシステムを開発
2007(平成19)年〜 燃焼効率を約2倍に高めたイータパワーを発表(日本での販売は2008年)
2016(平成28)年〜 オンジャツーバーナー「オンジャ」をはじめとする「キャンプファイアシリーズ」が登場する。
2017(平成29)年 創業125周年を迎える