Base Camp イワタニ・プリムスがお送りするアウトドアを深く楽しむための情報ページ
お庭で練習するシンプルキャンプスタイル
「ツーバーナーを使いこなす」
文 イワタニ・プリムス スタッフ T. K.


小さなスペースでも楽しさが広がる
キャンプといえば様々なスタイルがありますが、私がおすすめしたいのはシンプル&スマートなスタイル。キャンプに行こうと思ったらすぐに荷造りができて、車への荷物の積載もコンパクトに。スマートな収納ができれば準備も片付けもそれだけ楽ですから、また次にキャンプに行くのが楽しみになりますね。
さて、キャンプの楽しみのひとつとなるのはおいしい食事ですが、プリムスはこれについても「手軽に」おいしくがテーマです。料理を作る時間は短く、みんなで語ったり、ゆったりと過ごしたりといった時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
キャンプに行くときのために、料理の段取りをStayHomeの中、自宅の小さな庭で練習してみました。
アウトドアで遊ぶために料理は手早く。「オンジャ」が活躍する
せっかくアウトドアに出かけるなら、そこでしかできないことをして目一杯遊んではいかがでしょうか?たっぷりと活動をした後に手軽にできる料理をして、一日の疲れを癒したいものです。手軽と言っても、せっかくの食事ですからできれば華やかにしたいものです。今回は、簡単でも彩りのある料理にチャレンジしてみました。料理に使ったのは、ローテーブルスタイルにもぴったりな「プリムス・オンジャ」です。オンジャは、使用時の本体高さは約26cmと低めに設計されています。オンジャを地面に置いて使い、ここにフライパンやソースパンを載せればローテーブルの高さにマッチします。この場合、テーブルにコンロを置く必要がありませんので、テーブルを広く使うことができます。また、その独特のコンパクト設計により、油跳ねする料理でも、その油は地面に落ち、こんろ本体にも跳ねる油は少なくてすみます。

地面と近く、より大地との一体感が。(写真はイメージ)

油跳ねは地面に落ちるので器具が汚れなくて便利
「トランギアのクッカーと家にあったグリルパンで『ピラフ』『チキングリル』『トマトスープ』をつくる
トランギアと言えば、「メスティン」を思い浮かべる方も多いと思いますが、同社は昔から収納性の高いクッキングギアを世に送り出していました。アルミハンドルで鍋をつかむシステムで、無駄なくクッカー(鍋)を収納することができます。ツンドラ3とビリーコッヘル2.5Lはコンパクトに収納できます。
なお、チキングリルは家庭用のグリルパンで調理してみました。


「ツンドラ3・ブラックバージョン」と「ビリーコッヘル2.5L」
ツンドラ3は1.5Lと1.75ℓのソースパン(鍋)とフタ、さらに浅型フライパンとアルミハンドルのセット。



ビリーコッヘル2.5Lの中にツンドラ3のフライパン以外を仕舞い(写真左)、ビリーの蓋をします(同中)。その上にツンドラ3のフライパンをかぶせることができます(写真右)。別売のストラップを使えばしっかりと固定できます。
料理は段取りでスピードUP
まず、オンジャの右側のバーナーで「トマトスープ」の具を炒め、トマトソースと水を入れ、スープベースを投入して火にかけながら、左側のバーナーで「ピラフ」の具材を炒め始めます。そうしているうちにトマトスープが完成。コンロからおろし、ピラフの炊飯に入り、空いた右側のバーナーで「チキングリル」を焼き始めるという順番で効率を考えました。なお、食材は水煮や紙パックのカットトマトがおすすめです。そういえば、子どものころピラフは洋風のチャーハンと思っていましたが、「ピラフは具と米を炒めてから炊飯する」と知ったのは大学生の時でした。家庭を持つようになってからは、キャンプに行ったときのお楽しみでピラフを炊いてみることが多くなりました。炊けたかどうかの判断は基本的に「炊飯のコツ」を取得していれば問題ありません。炊飯については、こちらをご覧ください。私はバター風味よりオリーブオイル風味のピラフが好きなので炒める際にオリーブオイルを少し多めに使います。写真では4人前をつくろうと思いましたので、1.75L のソースパンに3合の米を入れてみたのですが、ちょっと多すぎたようです。具がなければ問題ないと思いますが、ピラフの場合は米3合がギリギリでしょうか、2.5合くらいが適量と思われます。


トマトスープ、ピラフとチキングリル(※調理中の写真のビリーコッヘルとツンドラ3は旧タイプのものです。)
アウトドアの料理を支える道具
ピラフが炊けたら調理完了。これでピラフ、チキングリル、トマトスープの完成です。オンジャに付属のウッドボードは、テーブルの上にチキンを調理したグリルプレートを載せることができますので大変便利です。

「オンジャ」に付属のウッドボードはテーブルに置いて鍋敷きに利用できます


野菜や肉をカットするときに、まな板として使用できるトランギアの「マルチディスク18㎝」とプリムスのCFプレップセットがおすすめ。マルチディスク18㎝はツンドラ3のフライパンの内側に収納したり、または、ビリーコッヘル2.5Lの中に入れて底面のフッ素加工が傷つかないよう保護できます。


ツンドラ3のフライパン(左)とビリーコッヘル2.5L(右)にマルチディスク18cmを入れた状態
キャンプに行く前にスマートな料理の段取りとともにスマートな道具選びもしてみてはいかがでしょうか?
今回ご紹介した料理のレシピはこちらから

プリムス オンジャ

トランギア ツンドラ3・ブラックバージョン

トランギア ビリーコッヘル2.5L

トランギア マルチディスク18cm

プリムス プレップセット

イワタニ・プリムス スタッフ T. K.
小学1年生から釣りにはまり、以来、キャンプ、登山、自転車&バイクツーリング、スキーなどを楽しんでいる。1996年イワタニ・プリムスに入社。