下記の理由が考えられます。

1. 気温が低い…気温が5℃を下回ると、低温により圧電点火装置自体の放電力が落ちて着火しにくくなります。
2. 酸素濃度が低い…高所になると燃焼に必要な1次空気および2次空気の酸素濃度が少なくなるため着火しにくくなります。
3. 湿度（水分等）…吹きこぼしや雨、夜露などに濡れた場合は乾くまでご使用になれません。充分に乾燥させてから使用すれば問題ありません。
4. ガス流…ガスをだすとき、点火装置のスパークがその勢いに負けて消えてしまうことがあります。その場合は、火力調整つまみを絞ってガス量を少なくして着火してからお好みの火力で使用してください。また、コッヘルをのせれば着火することがあります。
   圧電点火装置はいつでも必ず機能するわけではございません。そのため、取扱説明書にあるように必ずマッチやライターを携行してください。

下記の理由が考えられます。

1. 点火装置が破損している恐れがあります。販売店を通して、修理点検をご依頼ください。
2. 電極とバーナー間の距離が不適切な場合、点火距離を調整することで解決することがあります。販売店を通して、修理点検をご依頼ください。

燃焼器具は器具栓内部にガス漏れ防止のゴム製の部品が使われていたりグリスが塗布されていたりします。ご使用の頻度にかかわらず年月の経過で劣化するため、ガス漏れや目詰まりの原因となることがあります。コンロやランタンは製品製造後、10年を目安に買い替えご検討くださいますようお願い申し上げます。なお、当社ではガスカートリッジとの接続部に装着されている燃焼器具のOリングについて、ご使用の頻度にかかわらず1～2年での交換をお勧めしています。

下記のとおりです。

1. 中身が空であれば自治体の定める方法で廃棄できます。自治体によっては中身が残ったガスカートリッジでも回収していることがあります。お住まいの地域の市区町村へ直接お尋ねください。
2. 中身が残っているガスカートリッジの場合は基本的には中身のガスを使い切ってから捨ててください。
3. アウトドアガスカートリッジを捨てる時は容器を振ってガスの有無を確認してください。「シャカシャカ」、「サラサラ」と音がする場合はガスが残っています。器具に接続して火が消えるまで残ガスを使い切ってください。もしガスが残ったまま捨てるとゴミ収集車内でガス漏れ火災や爆発の原因となる恐れがあります。
   

   

   プリムスアウトドア
   ガスカートリッジ

   振って音がする場合は捨てられません。

   

   プリムストーチ専用ガスは特殊構造のため残ガスがあっても、振っても音がしません。必ずトーチで中身を使い切ってください。

   

   TG-170ガス

4. 燃焼させることが難しい場合
   
   「劣化している」、「取扱いが不安」、などで燃焼させることが難しい場合は着火せずにガスだけを放出する方法をご案内いたします。その際は安全を確保しながら以下の注意事項を厳守してご自身の責任において作業してください。
   作業前のご注意周囲に建物や火気・燃えやすいものや人がいないことを確認し、風がある日に、念のため消火器やバケツに水を汲んで備え、必ず屋外（玄関先やマンションのベランダは不可）でおこなうこと。
   警告ガスを燃焼させずに大気中に放出する際は、周りに火気がなく他に人がいない広いところで行ってください。近くに人家などがあると火災の原因、ガス漏れ・異臭の通報などのトラブルを招く恐れがあります。
   ①専用のこんろ（バーナー）やランタンなどの器具がある場合
   器具を容器に装着して火力調整つまみを開き着火せずにガスだけ放出します。ガスの臭いや音がしなくなれば中身は空です。
   ②器具が無い場合（下記の a または b のいずれか）
   a.バケツ等に水を張り、ボンベを水中に沈め、ネジ式接合部の凹型バルブに釘など棒状の硬いものを差込み、バルブ内の弁を押し下げることでガスを放出します。その際に強く弁を押し下げるとガスが一気に噴き出しますので力を加減しながらおこなってください。このとき容器のバルブを破損させないようにご注意ください。
   b.バケツ等に水を張り、ボンベを水中に沈め、缶切り又はスプレー缶に穴をあける道具等で缶に切り込みや穴を開けます。この方法を実施すると途中でガスを止められません。
   ＜② a、b の作業中の注意事項＞
   バルブ口や切り込み口がご自身に向いていない角度を保つこと。
   ガスが一気に飛び出して来ないよう、切り込み口は一度に大きく開けないこと。
   水面に上がってくるガス（無害）は、できるだけ吸い込まないよう注意すること。
   作業中に万一気分が悪くなったら直ちに作業を中止すること。
   複数本数お持ちの場合は数日・数回に分けて作業されることをお奨めします。
   作業時はゴム手袋等を使用すること。
   警告上記の方法以外で中身が入った缶に穴をあけることは大変に危険ですので絶対におやめください。
5. お客様ご自身でガスを抜くことができない場合は弊社でお預かりいたします。
   
   ①宅配便をご利用になる場合
   お送り頂くことができるガスカートリッジは「未使用・未開封でサビが出ていないもの」、「ガスの臭いがしないもの」に限ります。
   使いかけやサビが発生しているガスカートリッジは宅配会社での取り扱いができません。
   処分費用は頂きませんが送料はお客様ご負担でお願いいたします。
   
   なお、宅配便はヤマト運輸㈱のクロネコヤマト便のみ取り扱いが可能です。
   

   燃料用ガス・オイルやコンロなどは、送れますか？ | 宅急便 | ヤマト運輸 (kuronekoyamato.co.jp)

   ガスカートリッジの送り先

   〒103-0011 東京都中央区日本橋大伝馬町14-17　TEL03-6667-0680
   イワタニ・プリムス株式会社　CS係

   　

   運送送り状の品名欄に「キャンプ用携帯ガスカートリッジ」とご記入いただき、箱の中には「処分希望」とメモを入れてください。

   ②イワタニ・プリムス東京本社へ持ち込む場合
   イワタニ・プリムス社製のガスカートリッジであれば使いかけや錆びていても可能です。
   処分費用は頂きません。営業時間内に下記住所へ「処分希望」とご依頼ください。
   
   

   〒103-0011 東京都中央区日本橋大伝馬町14-17　TEL03-6667-0680
   イワタニ・プリムス株式会社
   営業時間　平日09：00～12：00　13：00～17：00（土・日・祝祭日・年末年始休暇など当社指定休日を除く）

   詳しいご案内はこちら

   東京メトロ日比谷線　小伝馬町駅1番出口から徒歩4分
   都営地下鉄新宿線　馬喰横山駅A2出口から5分
   JR総武線 馬喰町駅1番出口から6分

   

   ご注意：他社製のガスカートリッジはお引き受けできませんのでご了承ください。

   

   写真のインターナショナルタイプ・ガスカートリッジはPRIMUSと記載があっても他社取扱い製品の場合があります。
   「イワタニ・プリムス株式会社」または「IWATANI-PRIMUS」と記載があることをご確認ください。

   

缶に充填されているガス自体は、成分が変化しませんが、缶やバルブには金属や樹脂、ゴム等が使用されているため、保管場所や保管状態によっては、それらがサビてガス漏れの発生を招くことがありますので、できるだけ早く使い切ってください。
また耐ガス性のゴムパッキンは年数の経過とともに硬化して弾力性がなくなります。ゴムパッキンが硬化すると、ご使用後に器具を取り外したときにガス漏れが発生することがあります。このような場合は、再接続すればガスは止まりますので、この状態で容器内のガスを使い切ってください。
ガスカートリッジは必ずキャップをして保管し、使い始めからなるべく2～3年で早く使い切るようにしてください。正しく保管されている場合でも製造から7年以内を目安に使い切って下さい。

製造年月日は缶底に印刷されている英数字で確認していただくことができます。 製造時期によって主に下記の3タイプの表記があります。

タイプ 1

2018年11月27日製造

最後にアルファベット記号がある場合は工場略号（工場によって記号がないものもあります）

タイプ 2

最初のGは工場略号

2013年1月29日製造
A=1月、B=2月、C-3月、D=4月、E=5月、F=6月、G＝7月、H=8月、I=9月、J=10月、K=11月、L=12月

タイプ 3

最初のFは工場略号

1993年8月12日製造
A=1月、B=2月、C-3月、D=4月、E=5月、F=6月、G＝7月、H=8月、I=9月、J=10月、K=11月、L=12月

使用環境などで異なりますがおおよそ下記のようになります。
Ｇ（ノーマル）ガス：温暖期用（20℃～）
Ｔ（ハイパワー）ガス：年間用（0℃～）
ガスカートリッジの中の液化ガスが気化温度以上であればガスは気化し、燃焼させることができます。しかしながら、液体は気化する際にもそのものから熱を吸収する（奪う）性質（＝気化熱）があります。たとえば5℃前後の気温時にGガスを使用していると徐々に出力が低下してきます。これは燃焼するうちに気化熱により内部の液化ガスが冷えることが原因です。低温時や標高の高い山中では、中身が残っているにもかかわらずガスが出ないことがありますので、Gガスではなく、年間用のT（ハイパワー）ガスをご使用ください。

カートリッジ内のゴムパッキンは、劣化により硬化すると器具を取り外したときにガス漏れが発生することがあります。このような場合はコンロやランタンを再接続すればガスは止まります。この状態で使用して容器内のガスを使い切ってください。

大きな炎が上がる原因として考えられることは、

1. 容器（ガスカートリッジ）を初めて使用するとき。
2. 容器（ガスカートリッジ）に衝撃を与えたとき。
3. 容器（ガスカートリッジ）を振ったり落下させたりしたとき。
4. 運搬など持ち歩いたあとすぐに使用した時、または燃焼中に持ち歩いたとき。
5. 外気温が35℃以上の高温時など容器内の液層と気層が不安定になったとき。

①～⑤のときに出た生ガス（気化していない白い霧状のガス）に着火した場合、炎が大きく上がることがあります。その際は一旦消火し、容器を水平な場所に置き、ガスカートリッジ内部の液層と気層を安定させてからご使用ください。

下記の理由が考えられます。

1. コンロをねじ込み過ぎると、器具側のOリングがつぶれて容器バルブの頭部を陥没させてしまい、ガスが出なくなる場合があります。
   ねじ込みの加減としては、「自然に止まるよりややきつめに締め付け」て止めてください。ご不明な場合は、販売店を通じて点検をご依頼ください。

   

   （写真左：バルブ頭部陥没、写真右：正常なバルブ）

2. ジェットニップルノズルの詰まり等、故障の可能性がございます。販売店を通じて修理にお出し下さい。
3. 下記の外気温では、ガスが缶の中にあってもガスが出ない場合があります（気化しないため）。

   Gタイプガス：5℃以下
   Tタイプガス：-5℃以下（使用中のガスカートリッジの場合：0℃以下）

4. 缶の中身（ガス）が無い

上記②③の可能性があります。

コンロおよびランタンの「Oリング対応表」でご確認ください。
また、お持ちの製品モデルの特定ができない場合は販売店にご相談ください。

ガスカートリッジと器具を接続する部分には、Oリングと呼ばれるゴムパッキンが使用されています。ゴム製のOリングは、使用状況によって劣化するほかに、年月が経過することでも劣化する消耗品です。Oリングが劣化したガス器具を使用すると、漏れ出したガスに引火し、やけどや火災、破裂などの事故につながる恐れがありますので、通常の場合は1～2年を目安に新しいOリングと交換してください。

使用できません。
日本では「液化石油ガス法」により義務付けられた基準や検査に適合した製品のみが、日本国内で販売・修理を許可されています。適合性検査を受けていない製品についての使用による、事故、修理について当社では対応できないことから、海外でご購入されました製品のご使用は止めていただけますようお願いします。

アフターサービスを受けることはできません。
日本の法律により適合した製品のみに販売・修理が許可されていますので、適合性検査を受けていない製品の修理等は当社では受付られません。
なお、PL（製造物責任）法では輸入者が製造物責任を負うものとされておりますので、その製品を輸入した業者、または購入した販売店にご相談ください。

下記の理由が考えられます。

1. ノンスティックコーティングの一般的な耐熱温度は260℃といわれています。空焚き状態では、すぐに限界温度に達し剥離する事があります。また塗装面にも影響があり、変色や剥がれの原因になります。調理を行う場合は鍋底（調理面）が覆われるような料理で、空焚き状態にならないようご注意ください。例えば、ウインナーを少しだけ焼くなど汁気のない調理は、部分的に空焚き状態になる事がありますのでご注意ください。フライパンから煙が上がるようなときは、空焚きになっている可能性があります。弱火～中火でご使用下さい。
2. 調理を行う際に金属製のヘラやフォークなど、先が尖ったもので鍋底をかき回したりするとコーティング加工をキズつけることがあります。 ※表面加工が剥がれた状態で調理を行うと焦げ付くことがあります。
3. 調理後の本体がまだ熱いうちに水につけると急激な温度変化により加工面が剥離することがあります。

絶対に使ってはいけません。イータポット（鍋）はイータシリーズのコンロ専用です。イータシリーズのヒートエクスチェンジャー付ポット（鍋）をほかのコンロや家庭用のガスコンロでお使いになると高濃度の一酸化炭素が発生し、死亡または重度の後遺障害を起こす原因となります。また他社の同様の仕組みを持つ鍋を専用のコンロ以外と組み合わせることも同様に危険です。イータシリーズのポットとコンロは、セットでお使いいただくことで安全なご使用が可能となります。