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取材協力:伝井真弓(御岳ビジターセンター)
本ページの内容は商品インプレッション記事のため、使用者個人の感想を含んでおります。
都心からアクセスのよい東京都青梅市にある御岳山(みたけさん)は、大きなザックを背負った登山者から軽装の観光客まで広く人気のスポットである。ケーブルカー御岳山駅を下車して徒歩10分のところにあるビジターセンターで働く伝井真弓さんはドイターの「フューチュラプロ34SL」を愛用している。一年を通して山で働く伝井さんにフューチュラプロの使い心地について聞いた。
「私は御岳ビジターセンターで働いて8年になりますが、今年は例年以上に熱中症になられる方が多かったです。みなさんセンターに立ち寄られてザックを下すと、背中が汗でびっしょり。水が足りなくなって『どこで水が買えますか?』と聞かれることも多かったです。」
「日帰りのガイドのときはいつもこのザックです。花や鳥、昆虫の図鑑などを数冊入れて、お客様へ解説できるように準備しています。水はいつも2.0ℓくらい。涼しいときでも最低1.5ℓ持っています。けがをしたときに汚れを落としたり、蜂に刺された時に毒を出すためにも真水は必ず持っていますよ。持ち物が多くザックが結構重くなりますが、フューチュラプロはヒップフィンがしっかりフィットして腰で背負っているので疲れにくいです。」
「この夏はフューチュラプロに助けられました。ザック本体と背中の間に空間があり背中の熱気がこもることがないので、汗をかいてもそんなにひどくなりませんでした。ザックを下ろして休憩するときも急激に体が冷えてしまうことがないのは大きなメリットですね。御岳山などの低山では秋になってもまだ暑い日が多く、登っている間は思いのほか汗をかき、休憩時に急激に冷えることがあります。体を冷やさないためにも汗で濡れないことが大事です。」
「昔は、どんなザックを選べばよいのか分からず見た目だけで選んでいました。その頃は、長い時間背負っていると肩が痛くなって本当にしんどかったです。フューチュラプロに変えてからはその悩みが解消されました。」
「フューチュラプロはショルダーストラップの取り付け位置が動いて、ストラップを引くと私の肩にきちんと沿って固定されるのですね。SLモデルは女性のからだに合うように柔らかな素材でS字に設計されているのも嬉しいです。また、ストラップをよく見ると穴が開いている。ここでも空気が循環されるような設計になっているんですね。」
「トップリッド(上蓋)が大きく開いて収納しやすいのもいいですね。鳥の鳴き声がしたときは双眼鏡をさっと取り出して鳥を探すことができます。雨具は2気室の下方に入れておくと急な雨のときも取り出しやすいです。使い勝手のいいヒップポケットもお気に入りです。」
「カラーリングもとっても気に入っています。はっきりした色も山の中ではいいのですが、このニュアンスのある青が私はとても好きです。若い人や女性が好きだと思いますよ。」
「御岳山は都心から近く、高尾山の次に来たという初心者の方もたくさんいらっしゃいます。ギアを選ぶときに一番大切なのは自分に合ったものを選ぶこと。特にザックと靴は機能面もきちんと確認して自分にフィットするものを選んでください。」
「また、意外と知られていませんが、秋は蜂が活動的になる季節です。蜂は種類によって、木の枝だけでなく地面の下に巣を作るタイプもいるので、休憩でザックを地面に下すときは周囲を見て蜂がいないか確認してください。」
「紅葉の見ごろは例年10月下旬から11月中旬ですが、この時期は日没時間に注意してください。都心を出るのが昼前でも山に着いたら昼過ぎ、帰るころには真っ暗ということが良くあります。紅葉シーズンは混んでいて登山を始めるまで(登山口に行くまで)に通常より時間がかかります。また、暗くなり始めると気持ちが焦り事故の原因にもなりますので注意をして山の時間を楽しんでください。」